『盆・施餓鬼法会(8/19)』
おつとめしました。
前住職(父)を亡くして以来、
僧侶としてだけではなく、
檀家さんの目線で思うことが増えました。
今年の施餓鬼法会
私なりのテーマは、
「私の祈りは亡き人に届いているのか?」
今年から、
事前に申し受けた施餓鬼供養の塔婆を、
施餓鬼の精霊棚にあらかじめ並べて、
おまつりしておくのではなく、
法要の中で直接、
私から檀家さんに手渡して、
施餓鬼棚にお持ちいただき、
お手伝いの僧侶の方と共に、
一霊一霊、祈り、
供物を捧げるようにしてお参り頂きました。
塔婆に直かに供養をたむけることで、
「私の祈りは届いている」と、
実感して頂きたかった…
でももっと大切な本当の供養の心は、
「私の祈りは亡き人に届いているのか?」
から
「手を合わせた胸の中で、
亡き人と私はつながっている」
と感じられるまで思いをふくらませていく…
ということです。
と最後に参拝御礼のご挨拶
それ、仏法はるかにあらず、
心中にしてすなわち近し。
真如外にあらず、
身を棄てていずくにか求めん。
『般若心経秘鍵』弘法大師.
お大師さまの聖語を、
供養の心としてとらえたならば、
このような読み解きもできると、
思えた法会でした。
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